T様邸庭門屋根・垣根修繕工事

今回は庭門屋根・垣根の修繕工事を行いました。 
その模様をお伝え致します。 

まず、庭門屋根の杉皮葺は自然で素朴な味わいがお茶室などの侘(わ)びた雰囲気に合っているため、お茶室など含む和風建築物によく使われています。また、杉板より雨に強いため、屋根材や雨水のあたる場所に適しています。 

次に建仁寺垣です。代表的な竹垣のひとつで、この作り方は各種の仕切り垣の作り方の基礎となるものです。 割り竹を隙間なく敷き詰め、目隠しとしては最適です。 シンプルな和風のお庭に落ち着きのある竹垣を使うことで空間に統一感をもたらします。 

竹の枝である「穂」を使用した垣根は、うぐいす垣です。
古代よりこの方法は用いられ、ツツジの枝(黒文字垣)や萩の枝(萩垣)をつかったものがあったそうです。  
自然な目隠し効果があり、季節を感じられ、周囲の景色に溶け込み、高い場所まで目隠しできる利点があります。 

当初の佇まいが蘇りました。これからも、お庭を末永く楽しんで頂きたいです。
ありがとうございました。

Before

施工中の模様

After

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